食用梅にはさまざまな種類があります。「南高梅」「白加賀梅」などがよく知られていますが、これらの品種に勝ると云われているのが、福井県若狭町を中心に栽培されている「紅映(べにさし)梅」です。
「紅映梅」の特徴は、その名前の通りの姿にあります。光沢があってほんのりと陽光面が赤らむ、文字通り紅が映える果実のすばらしさ、また、他の品種に比べて種が小さく果肉歩合が高いという特徴は、「紅映梅」の右に出るものはないでしょう。「紅映梅」は食用梅として高い評価を得た品種なのです。
このような高い品質を持った「紅映梅」でしたが、「南高梅」「白加賀梅」ほど広い地域にその栽培が定着しませんでした。何故でしょう? それは、「紅映梅」がほかの品種に比べて、樹勢が弱く、枝の発生も少なく、収量が他の品種ほど多く見込めないからでした。
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