
紅映梅~べにさしうめ~の品質は、紀州の南高梅に勝るといわれ、一時はその栽培が全国各地に広がりました。しかし、栽培の手間、栽培面積あたりの収穫量が少ないなどの理由から、現在その産地は、ほぼ100%福井県内に限られ、しかもその70%以上が紅映梅発祥の地である若狭町で栽培されています。
若狭の人々の手で、頑固なまでに大切に守り育てられてきた梅、それが紅映梅なのです。陽光面がほんのりと赤らむ、その果実の可憐なすがたは、紅映梅の名称そのままです。
参考文献:渡辺 穀著「福井の梅 紅サシ」福井新聞社刊行より